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『揺らぐ世界の調律師』 by 津守時生 [アニメ・マンガ・小説]

揺らぐ世界の調律師(1)

揺らぐ世界の調律師(1)

  • 作者: 津守 時生
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 2005/10/29
  • メディア: 文庫


津守さんの11月発売の新作ファンタジー小説です。
相変わらず、軽妙でスピーディで洒脱で面白い文章が上手い方です!

彼女のシリーズもので筋肉ムキムキお笑いSF軍隊小説(笑)も面白いですが、今回のも今後の展開が楽しみです。
主人公は12歳のお子様最高調律師のダリル。
調律師とは平たく言えば、「鋼の錬金術師」の歌手バージョン(笑)みたいなモノです。
歌う事で(実際に歌を歌うのではなく、波動として旋律を奏でると考えてください。)、物質を解体し、再構築します。
その、調律師の最強バージョンが「最高調律師」で、現世にただ一人、水、風、炎の霊獣を霊廟から開放できる力を持つ。
そして、開放された霊獣は『高御蔵』へ最高調律師を連れて行く任を、ネネストー神から受けている。
そんなダリルを主人と仰ぐ水の霊獣、香縁(こうえん)。
彼がねぇ、いい味出してんのよ!!
見てくれも性格も男前なのは言うに及ばないけど、彼の口調がね、江戸弁なんですわ。
ファンタジー小説で江戸弁なんて、なんともいえない不思議な感覚です。
でもね、全然不自然でなくてね、いいんですよ!
毎度、津守さんの書かれるお話はいいです!

そして、1巻の最後の方で出てきた風の霊獣の片割れ(風の霊獣だけは男女一対です。)、闇の鳥の蘭導(らんどう)。
いやぁ~、もうね、直球ストライク!!!!!って感じですわ♪
黒髪ロン毛のスンゲー美人!!(だけど、♂/笑)しかも!チャイナ系のお衣装がス・テ・キ!!
そう、オイラの性癖(爆)の正統派脇役好みが発動しちまいました(*^▽^*)  
今後、彼の出番も増えるそうなので、とても楽しみです!!!
↑のイラストの眼鏡の彼がオイラお気に入りの蘭導にーさん(笑)です。
霊獣は凄絶な死を遂げた人間が神様と契約して、調律師を守る霊獣になったという経歴を持つので、二人とも元は人間です。
香縁は元海賊で蘭導は元暗殺者という前世です。
しかも、二人とも霊獣になったのに、前世の柵におもいっきし縛られているんですね。
その辺も今後の展開で明らかになっていくので楽しみの一つです。

ああ、完全に趣味に走ってるな、津守さんったら!水を得た魚のようですぜ!!
そして、あたしゃそんな津守さんにしっかり釣り上げられた哀れな読者さね(笑)

水の眷属の水馬・凪(なぎ)&時化(しけ)がまた、いい味出してんのよ!!
実際には声を出して喋らないんだけど、彼らの思考が完全におねぇ言葉なんですよー!(爆)

SF爆笑筋肉ダルマ小説『三千世界の鴉を殺し』もそろそろクライマックスなんで、こちらも今後の展開が楽しみです♪
因みに、↓が『三千世界の鴉を殺し』です。
現在11巻まで出てます。

三千世界の鴉を殺し〈1〉

三千世界の鴉を殺し〈1〉

  • 作者: 津守 時生
  • 出版社/メーカー: 新書館
  • 発売日: 1999/11
  • メディア: 文庫


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コメント 2

SIX

ぷぷっ! 正統派脇役好み。
わかるわぁ、男の趣味似てるから。
by SIX (2005-11-27 22:22) 

更紗

ねー、そうよねー、ウチら男の趣味いっしょだもんねー♪
いい男なんだよぉ~(*^▽^*)
by 更紗 (2005-11-28 21:24) 

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